4月18日(木)19時より、東京・銀座の蔦屋書店でトークイベントを行うことになりました。
参加チケットは税込み1200円。現在、蔦屋書店のサイトにてお申し込みを受け付けています。書籍付きのお得なチケットもあります↓
【トークイベント】柳澤はるか 北欧に学ぶ「折れない心のつくり方」~フィンランドの幸せメソッドSISU~
https://store.tsite.jp/ginza/event/cooking/5342-1242430319.html
今回のイベントは、前半約90分のトークのあとに、30分くらいサイン会の時間があります。当日購入された「フィンランドの幸せメソッドSISU」はもちろんのこと、既に私の翻訳書籍をお持ちの方(「マッティは今日も憂鬱」シリーズ含む)は、当日お持ちいただければ、サインさせていただきます。
イベントのあとのサインの時間って、「みんなの前では質問しづらかったけれど聞きたかったこと」を質問してくださる方がいたり、「実は私は今年、フィンランドに行く計画があって…」といった個人的なお話しをしてくださる方がいたりして、私にとって、読者の方と直接コミュニケーションをとれる貴重な時間になっています。
なので、ぜひ、既に書籍をお持ちの方も、今回のイベントで手に入れるという方も、お気軽に話しかけていただけたら幸いです。
トークの内容ですが、書籍「フィンランドの幸せメソッドSISU」を題材にしつつ、「折れない心の作り方」に焦点を当てて、日本で暮らす私たちにとってのヒントを探っていきたいと思います。
ただフィンランドのことを知るのではなくて、そこで知ったことをもとに、日本での日々の自分の暮らしをちょっと良くする。フィンランドと日本の暮らしをかけ算するやり方は、私がフィンランドの研究を始めて以来、ずっとトライしてきたことです。
「フィンランドってこうなんだ。羨ましいなあ」・・・で終わりじゃなくて、そこからもう一度、日本での自分の暮らしを見つめ直して、ほんのちょっとだけ、テコ入れしてみる。
そういうのを、ちょこちょこやって来て、今に至ります。
初めて北欧やフィンランドに行った時、そこにいる自分があまりにも自然体で、そこで撮った写真の中で、自分があまりにも笑顔でいることに驚いた。
それをきっかけに、「ああ、東京にいるときの私は、”自然” じゃなかったんだ」と気づいた。
自然じゃない、ということは、つまり、どこかに無理な力が加わっているということ。
変に力んでいるということ。
そのことに気づいたから、それ以来、フィンランド研究と並行して、自分自身の生活を、見直すようになった。
働き方や、心身のメンテナンスや、人間関係や、生き方の選択や。
これらのことについて、30代半ばの現在の私は、何一つ完璧ではないし、絶対的な正解にたどり着いたわけではない。けれど、様々にトライしてきたその過程で見えたことを、自分以外の誰かとシェアしてみたら、少しは誰かの役に立つかもしれない。
そう思いながら、今回のトークイベントの内容を練っていきたいと思っています。
本来、ヒトが終わりなき「無理」を強いられ、心や身体がむしばまれていく、そんな社会や職場は心底おかしいと思うんだけど、
そういう社会や企業が変わるには時間がかかるから、
さしあたっての生存戦略として、自分のできる範囲のことから、「自然体」を取り戻す工夫をしてみるっていうのも、ありだと思う。
そんな観点からも、「フィンランドの幸せメソッドSISU」という本を、読み解いていけたら。
本当なら、こういったイベントって、本が新しく出たタイミングで、販促のために行われるものだと思うのですが、今回は、蔦屋書店のとある女性書店員さんが特別の思いを持って、イベントを企画してくださいました。
なんでも、昨年の秋に私がJ-WAVEでしゃべっていたのを偶然聞かれたらしく、そこから興味を持ち、「新年度・新学期で心の疲れが出やすい4月に、ぜひ前向きになれるような話を」ということで、このタイミングまで企画をあたためてくださっていたのです。
自分がこれまで「マッティ」や「SISU」を翻訳したとき、それがすべて私自身の「個人的な思い入れ」から始まっていたように、誰かひとりの切実な思いから始まるものって、ちゃんとバトンをつなぐべきだと思う。
なので、人前でしゃべることが決して得意ではない私ではありますが、スタッフさんの思いを受け取り、当日は、精一杯がんばりたいと思います。
平日の夜、4月の夜。慌ただしい時期かとは思いますが、ぜひ、遊びに来ていただけたら幸いです。
蔦屋書店さん、まるで図書館のように広々とした、ものすごく贅沢な、空間です。
そのへんもぜひ楽しんでいただけたら。
よろしくお願いします。